自律神経失調症
2024年01月23日 17:27
突然ですが、このような事でお困りではないですか?
身体の倦怠感、疲れが抜けない
冷えが強くなり、温めても改善しない
寒いはずなのに自分だけ汗が止まらない
眠れない、途中で目が覚める、熟睡した感じがしない
動悸、息切れがする
乗り物や職場で気分が悪くなる
自律神経失調症への鍼灸治療
疲れが溜まって中々抜けない。
症状がはっきりしなくても体調がすぐれない。
病院で検査をしてもなにも症状が見当たらない。
そのような状態は自律神経に異常をきたしているかもしれません。
自律神経失調症とは、身体に無理な負担がかかることにより自律神経のバランスが乱れて身体の不調を訴えることです。
肉体的にも精神的にも症状が出ます。現れる症状の種類も人によって違いますし、原因となるものも異なってきます。
ここでは自律神経とは何か、また乱れることによりどのような影響を及ぼすのか、ということを説明していきます。
自律神経とは何か?
自律神経とは身体の機能のバランスを司る神経です。
筋肉や関節など自分で動かすことのできる身体の一部を支配しているのは体性神経といいます。
反対に自律神経とは自分で動かすことのできない内臓の働きや発汗、呼吸、代謝、体温調節、ホルモンバランスなどの動きの調整に関与しています。
また二つの神経が反対の作用をすることによって身体のバランスを上手にとっているのです。これを交感神経と副交感神経といいます。
交感神経、副交感神経の役割
交感神経は主に身体が興奮している時、緊張している時に働きます。お仕事している時、運動している時に活発になります。
主な作用として心拍数があがる、呼吸が早くなります。これはご自身が「これから活動するぞ」とシフトチェンジするときに必要な現象です。
反対に作用するのが副交感神経で、睡眠や食事の時など身体がリラックスしている時に働いています。日常交感神経が働いている身体を休ませるために必要です。
心拍の動きが緩やかになるので身体も落ち着きます。この休息時間があって初めて翌日から「また頑張れる」という気持ちになれるのです。
主に考えられる原因
ストレス
日常生活においてストレスは避けられないものです。しかし多少のストレスは必要になる場合もあります。
ですがストレスの量が必要以上にかかりますと負担がかかり身体のバランスが乱れます。お仕事で気が張りすぎている、疲労がかかりすぎている、気候、気圧の変動などが考えられます。
生活リズム
残業、飲み会などで夜遅くまで活動している日々が続き、毎日の寝る時間、起きる時間、睡眠時間などが日によって変動しリズムが保てなくなります。
スマートフォン
今はほぼ全員が持っているといってもいいと言われるスマートフォンですが仕事が終わり、パソコン業務から離れても電子機器に携わることがあり、気づけば一日中画面と向き合うようになりました。
また寝る前に触れることにより、これから寝ようと思っていた身体が興奮状態から抜けにくくなり、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くなってしまいます。
食生活
インスタント食品、ファーストフード、カフェインなどの刺激物を多く摂取することにより
身体に必要な成分を摂取できなくなるとイライラ、疲労が取れない、精神的なバランスが取れにくくなります。
見えやすい症状
頭痛
女性の方に良く見られるズキズキと痛む偏頭痛や首肩のコリにより後頭部、側頭部が締め付けられる筋緊張性頭痛が出現しやすくなります。
耳鳴り・めまい
耳鳴り、めまいと聞くと耳の中や脳の中に異常をきたしているのでは?と思われるかもしれませんが実は自律神経や首肩のコリが関係する場合があります。
動悸・不整脈
交感神経・副交感神経の作用にも自律神経は心拍の調整に携わっています。
バランスが乱れて拍動の早さが調節できなくなることにより動悸や不整脈の症状がおきやすくなります。
息切れ・呼吸が浅い
緊張している時、運動している時などは身体が興奮し息が荒くなりやすくなりますが、自律神経のバランスが乱れるとリラックスしている時でもこの状態になりやすく呼吸が苦しくなることがあります。
胃腸の不調
皆さんも日常でたまに経験したことがあるかもしれませんが、イライラしたり緊張したりすると胃がキリキリしたり、食欲がなくなるなどの状態がみられます。また自律神経が乱れると胃腸などの消化器の運動がうまくいかなくなりお腹が張る、ガスが出ない、便秘や下痢の症状が多く見られるようになります。
冷え性
女性からよく耳にする冷え性、特に手足の末端は長い付き合いになってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
夏の冷房や冬の寒さなど外気から影響を受けるのは想像できると思いますが寒くなくても一年中冷える、という方もよくいらっしゃいます。これは身体の中で温める力が落ちていることが考えられます。全体の血液循環が上手くいっていないことも考えられますね。冷え性は自覚のない方、男性でも注意が必要です。たまにお身体の冷え具合を触って確認してみるのもいいと思います。
不眠
眠れない方は自律神経のバランスが乱れている方が多いです。
疲れていても寝付けない。途中で目が覚めて朝まで眠れずにいる。
そのような状態の方はいらっしゃいませんか?
婦人科の症状
生理痛、生理不順、更年期障害など、女性特有の婦人科の症状でお困りの方は自律神経と関係があります。自律神経の乱れはホルモンバランスの乱れに当てはまる方も多いのではないでしょうか。
自律神経失調症に対しての当院の治療法
自律神経の改善では主に鍼灸治療をメインとさせて頂いています。
①うつ伏せで首から背中まで治療します。
この施術を行うことで自律神経を整えながら筋肉の緊張を取り、身体の循環をより良くしていく事が可能なのです。
②仰向けで全体的に治療します。
自律神経を整えるため手足やお腹、頭などのツボに鍼灸治療をします。
お悩みが改善されない方はぜひ当院へご来院をお待ちしております。
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